『駅に、お客様がスマホを充電できる壁面什器を作ってください』小田急電鉄株式会社様のご要望に、「ベンチ」という解答でお応えしたのが本案件「チャージングベンチ」です。
特急ロマンスカーが発着する小田急線新宿駅2 ・3番ホームに設置された、このUSBポートを有する「チャージングベンチ」。
駅構内を行き交う人々の動線と安全性を確保しつつ、充電機能を周知させる視認性の高さ、充電器を使う方のストレス軽減を考察する中で、ベンチ型の意匠に至りました。
駅空間を「Charging Station」とし、「待つ」時間を「価値ある時間」へ変え、「価値ある駅」へ進化することをコンセプトとし開発したベンチです。
入場されたお客様の視認性を高め、訪日外国人旅行者にも分かりやすくするため、充電を想起させるLED発光の「アイコンサイン」を大きく配しました。駅構内の情報は電光掲示板やサイネージ広告のように、空間上部に集約しています。情報密集を避け、あえて充電「アイコンサイン」 を空間下部に配した事で、視認性が高まりました。また従前設置のベンチから座面を50mm高くすることで、立ち上がりの負担軽減となる工夫を施し、安全性をより高めるためUSBポートのみを設置し、充電ケーブルはお客様にお持ち頂く運用を取っています。